生理前の肌荒れ・ニキビの原因と対処法

生理前の肌荒れ・ニキビの原因
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生理前になると肌が敏感になる。ニキビができるといった経験をした事はありませんか?
私も生理前はニキビが出来やすい体質ですが、肌断食と生活改善でかなり良くなりました。
多くの女性が悩んでいるテーマで、生理前に肌が荒れてしまうというご相談を受ける機会が多いため、改めて生理前の肌荒れ・ニキビについてお話したいと思います。
皆さんご存知の通り、生理周期とニキビはとても深い関係があります。
生理は女性が妊娠するために必要なエストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンでおこります。
女性にとってはとても大切なホルモンですが、そのバランスによっては肌荒れの原因にもなってしまうのです。
エストロゲンとは
思春期以降に分泌の増えるホルモンで、女性らしいからだを作り、子宮内膜を厚くして妊娠に備えるホルモン。
また、子宮や卵巣の他にも皮膚や粘膜、筋肉、自律神経、骨、胃腸、脳にも働きかけます。
生理開始から排卵前まで分泌が多くなり、この時期は肌も心も体も安定し、生理が来ると体温が下がるのもエストロゲンの影響です。
プロゲステロンとは
子宮内膜をフカフカにして妊娠をはぐくむホルモン。
妊娠しなかった場合、厚くなった子宮内膜が出血とともにはがれ落ちることを月経といいます。
生理前といわれる、排卵後から月経前の黄体期に分泌が増え、妊娠を維持させるために体温を上昇させる。
大切な役目のホルモンですが、この時期は、ニキビや肌荒れがふえたり、頭痛や肩こり、のぼせなど、体の不調も起こりやすくなります。水分を保持するのでむくみやすくなることも。
また、イライラや落ち込みなど精神的にも影響を与えます。
症状が重い場合を、月経前症候群(PMS)と呼びます。
生理前の不調を解消する方法
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女性である以上、ある程度の肌のゆらぎは仕方ないことですが、症状がひどい場合は生活習慣の改善が必要です。
からだの中から起きることなので、どんなにいいスキンケアや洗顔を使っても治すことはできません。
①体を冷やさない
からだが冷えていると血行が悪くなり、月経前の症状を重くします。
冬場はもちろん、夏でもエアコンや冷たいものの食べ過ぎ、飲みすぎで体が冷えている人が多いです。
特に下半身の冷えが強い場合、熱が上半身にこもってニキビが出来やすくなるため、冷やさないように注意しましょう。
平熱が36℃以下の低体温の人は、肌荒れだけでなく、免疫力の低下にもつながります。
②ストレスを溜めない
ストレスは自律神経を乱し、ホルモンバランスを悪くします。
熱を持った大きなニキビが出来やすく、イライラしてしまうことも。
なるべくリラックスできる時間をとり、カラオケやマッサージ、映画に熱中するなど、なんでもいいので好きなことをしてストレスを溜めないようにしましょう。
③規則正しい生活
睡眠不足はお肌の大敵です。
ターンオーバーの乱れや、抵抗力を低下させ肌荒れしやすくなります。
だからといって寝すぎも良くないので、寝だめするとかではなく、毎日規則正しい睡眠をとることが大切です。
遅くとも12時までには寝られるようにしましょう。
また、食生活の乱れも肌荒れにつながりますので、暴飲暴食は控え、偏った食生活にならないように注意してください。
適度な運動も効果的です。
④ぬるま湯洗顔
生理前はホルモンの関係で皮脂が普段より多く分泌されます。
洗顔料を使ってごしごしする必要はありませんが、1日2回ぬるま湯で洗い流しましょう。
寝ている間にも皮脂は分泌されているので、朝も優しく洗い流してください。
面倒くさいからとサボってしまうと、ニキビがふえる原因になりますのでご注意を。
ニキビができた時の対処法
実は私も、今月は久しぶりに生理前のニキビができてしまいました。
前回の肌の記録333日目の時にのせた写真の通り、あご周辺に集中しています。
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思い当たる原因は、体の冷えと運動不足。
最近とても暑かったので、冷たい飲み物を多く取っていました。
そして、夜も熱帯夜のためエアコンを使用して、日課だったランニングもお休み中。
お腹を触ってみると、明らかに冷たく、内臓が冷えたため不調になっていたようです。
冷えを改善するため、以下の事を実行しました。
冷たいものを控え、シャワーだけでなく湯船で温まる。
寝る前のストレッチと軽い筋トレ。
昼間は靴下、寝る時は足首ウォーマーと腹巻を着用。
すると、まだ生理は来ていませんが、少しずつ改善されてきました。
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肌は内臓の鏡、体の不調は肌に現れます。
外側のケアだけで肌荒れを治すことは不可能です。
同じように月経周期で肌が荒れやすい方も、生理前だし体質だからとあきらめずに、自分の体と向き合ってみていただくと良いかと思います。
ただし、症状がひどい場合は、産婦人科や皮膚科に相談しましょう。
私も生理前の症状がひどかった時に、漢方を処方していただきました。
体調や精神的な症状など、なかなか周囲に理解してもらいにくいこともありますので、専門家に相談し適切な治療をしましょう。

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