毛穴にできる角栓(モサ)とは
角栓とは、古い角質と皮脂が毛穴に詰まったものです。
毛穴から白いものが飛び出したり、詰まっているように見えます。
肌断食や角質培養では「モサ」とも呼ばれています。
健康でキレイな肌の方でも、多少の角栓がありますが、目立たず自然に取れてしまうはずのですが、なぜ、目立つ角栓ができるようになってしまうかというと、その多くは洗いすぎやこすりすぎが原因です。
洗いすぎると肌は乾燥し、もっと皮脂を出すようになり皮脂分泌がふえ、角栓を作る皮脂の量も増えるため、毛穴も大きく目立つようになってしまいます。
乾燥してダメージを受けた肌は、硬くなり皮脂がスムーズ分泌されなくなるため詰まりやすくもなります。
角栓(モサ)をできなくする方法
とにかく皮脂を取りすぎない事。これだけです。
毛穴の問題は、肌の気になる悩みNO,1ともいわれていますので、毛穴に関する化粧品や美容法も数えきれないほどあります。
毛穴の汚れすっきり!とか、毛穴に詰まった汚れを落とす!とか。
魅力的なキャッチコピーですが、これらを使っているうちは角栓を解消することはできません。
取れば取るほど、皮脂の分泌は増えますので、使い続けるほど角栓の出来やすい肌になってしまいます。
今使っていて満足しているし、一生使い続けるというのなら無理には止めませんが…。
ちなみに私も肌断食を始める前は、角栓毎日取りまくっていました。
ふき取り化粧水、毛穴パック、ゴマージュ、吸引、手ぬぐい洗顔など…。
ありとあらゆる毛穴ケアしましたけど、一向に良くならないどころか悪化する一方で、その時はきれいになっても、次の日には元通り。
毎日繰り替えしていたら、角栓はどんどん大きくなり、顔のテカリ、化粧のノリも悪くなっていきましたし、鼻の赤みも目立つようになりました。ニキビもひどかったですが、毛穴が一番の悩みでしたね。
それが、肌断食できなくなったので、洗いすぎが良くない事を身をもって実感しました。
肌断食や角質培養をしている方ならお分かりかもしれませんが、始めてすぐは、悪化したように角栓がたくさんできる事もあります。
小鼻のところとか、顎のあたりに出る方が多いようです。
私も始めて一週間くらいのころ角栓がふえました。
気持ち悪い画像をお見せしてすみません。
こんな状態が、2~3週間は続きましたが、現在はほどんどできなくなりました。
まだ少し毛穴が目立つので完璧に治ったとは言えませんが、かなり良くなりました。
詳しい経過は肌断食「肌の記録」にまとめてありますので、気になった方はご覧になってみて下さい。
皮脂の分泌が正常になれば、気になる角栓は治まってくるのですが、それまであまりにも目立つと気になりますよね。
我慢といっても限界がありますし、垢のためすぎも良くありません。
肌を傷つけずに角栓を目立たなくする方法
①角栓が気になる部分にワセリンをつける
乾燥して毛羽立っているようになっている時に有効です。見た目は目立たなくなりますが、つけすぎても逆効果なので、あくまで少量を。
②うぶ毛洗顔
洗顔の時に、飛び出た角栓の先をやさしくうぶ毛をなでるように洗います。この時絶対に無理に取るようなことはせず、残ったものはそのままに。
マラセチア皮膚炎に注意
肌断食や角質培養を始めると、いきなりスキンケアを止めたことで常在菌のバランスが崩れ、マラセチア皮膚炎、脂漏性皮膚になる可能性があります。
角栓が治るためにはひどくなっても仕方がないと思って我慢している方は要注意です。
一時的に悪化するといっても、あまりにもひどい場合はマラセチア皮膚炎が疑われます。
黄色い目ヤニのようなものや、白か黄色の樹氷の柱のようなものがこびりついている場合は、マラセチア皮膚炎の可能性がありますので、皮膚科の受診をおすすめします。
感染症になりますので、治療が必要になります。
今まで特に間違ったスキンケアもしていないし、洗いすぎてもいないのに、角栓や皮脂の分泌がひどいという場合も悪化する恐れがありますので、まずは皮膚科にご相談したほうが良いかと思います。
あくまでも、皮脂を取りすぎることによってできた角栓の対処法になりますのでご注意を。
もし、これから始めようという方は、自分のお肌をよく観察して行いましょう。
症状の悪化が不安な場合は、いきなりすべてやめずに少しずつ進めていくことをおすすめします。
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